古民家鑑定士の現地調査でのスキルアップを目的とした、実技講習会を竹原町並み保存地区で行いました。

参加された方は総勢17名。

広島県内(庄原、福山、竹原、東広島、広島、廿日市、呉など)の他、兵庫県からもお越しいただきました。

有資格者の方、古民家好きな一般の方、現地マスコミ、竹原市役所の職員さん、商店街の方など幅広くお集まり頂く事が出来、

古民家の注目度の高さが伺えました。

 

先に、今回の調査の目的、鑑定時の見所など説明。

その後自己紹介を経て、いよいよ調査へ。

 

実際に建物の水平・垂直を「下げ振り、水平器、レーザーレベル」などを用い、参加者に建物の傾きなどを調査してもらいました。

使い慣れない方は戸惑いもありましたが、最終的には皆さんある程度は慣れておられました。

 

さらに、今回は赤外線サーモカメラを用い、小屋裏の状態を確認。

目視では見にくい屋根裏の劣化箇所も、温度変化ではしっかり出てきます。

 

その後、『床下診断ロボ モーグル』・『伝統耐震診断』のデモ調査を行い、古民家調査の現状をしっかり学んで頂きました。

今回の実技講習をそれぞれの地域で古民家保存に活かして頂きたいと思います。

 

その後、今回のイベントは2部構成になっており、お昼は醤油蔵を改装しお好み焼屋を営まれているほり川さんへ

アツアツのお好み焼きを食し、町並み散策へ!

 

ガイドさんの案内の元、竹原の魅力を満喫。

竹原ならではの事情や、建物の意匠性など学べた良い散策となりました。

 

最後に、今回色々と準備してくださった、

現地竹原で古民家再生などを多く手がけられ、また、全国古民家再生協会の会員さんでもある「西川建材工業株式会社」

さん本当にありがとうございました!

竹原をしっかり満喫できた一日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

床下診断ロボ『モーグル』や伝統耐震診断のデモ診断も行いました。