ジャパトラ3月号と共に今回は、各自治体内の「建築指導課」さんへ

伝統耐震診断」のご案内を行わせて頂きました。

 

通常の在来工法での「壁量計算」といわれる壁の枚数や強さで伝統構法の建物を計算すると、

壁が圧倒的に少ない為、必ず評点が悪くなります。

建物は、常に地震発生時以外に置いても微細な振動を受けて建物自体も振動を起こしています。

伝統耐震診断では、この微細な地盤の振動と、それに起因する建物の振動を同時に計測しその振動データを解析処理する事で建物の振動特性値を求め地震の際に建物がどう地震応答での振動をするかを推測し、耐震補強に役立てる方法です。

この方法で、石場立てのまま住宅保証機構さんのリフォーム瑕疵保険が、

全国でかけられるようになりました。(施行基準があります)

今まで煙たがれていた「既存不適格」と呼ばれる耐震性の不明確な1981年以前の建物。

とりわけ伝統構法で建てられた「古民家」には明るい話題だと思います。

 

しかし、この診断方法はまだまだ世間では知られていません。

広島でも事例は数少なく、これから徐々に広めれるようにお知らせして行きたいと思います。

古民家のお困り事なら何なりとお問い合わせくださいませ。